テニス元女王選手の全仏ディレクター「男子の試合の方が魅力的」発言で謝罪 ナイト試合の認識で波紋

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画像はイメージです(meanmachine77/stock.adobe.com)
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 テニスの四大大会、全仏オープンの大会ディレクターを務めるアメリ・モレスモ氏(42)が、女子テニスは男子と比べ、魅力に欠けると発言したことがファンや選手などの間で物議をかもし、謝罪する事態となった。モレスモ氏は四大大会のシングルスで2度の優勝(06年の全豪とウインブルドン)を誇る元女王選手。

 発端は、開催中の全仏試合日程のついての発言だった。開幕翌日の23日から準々決勝まで毎日、午後9時にスタートするナイトセッションを1試合組んでいたが、ナイトセッションの計10試合中9試合が男子の試合だったことで、メジャー大会において女性が不利な立場に置かれているなど懐疑的な声が上がった。これに対し、同氏は「現時点では(男子の方が)魅力的だし、それが男子の試合を選んでいる理由」などとコメントした。

 モレスモ氏は2日(日本時間3日)、テニスチャンネルで「私のコメントは全体像や文脈から切り離されて受け止められた。私の発言でとても気を悪くした選手らに謝罪したい」とし、「私を知っている人、コートの中でも外でも私を知っている人は、私のキャリアを通して、私がやってきたことの全てを通して、私が平等な権利と女子テニス、全ての女性のためのビッグファイターであることを知っていると思う」と述べた。

 その上で、ナイトセッションは毎日1試合しかなく、その試合のためだけのチケットを持っている観客のことを考えれば、試合時間の長さなどを考慮すると女子の試合を組むのは難しかったと説明している。

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