まるで”ビニ本自販機”?「見る人が見ればわかる」懐かしのマシンがプラモデルに

当時の資料を参考に細部まで作りこんだ「ブックベンダー」のプラモデル
当時の資料を参考に細部まで作りこんだ「ブックベンダー」のプラモデル

 一定の年齢以上の人には見覚えがあるかもしれない。成人向けのビニール本やVHSの自動販売機を思い出させるプラモデル「レトロ自販機(ブックベンダー)」が、プラモデル大手のハセガワから7月に発売される。ネット上では「懐かしい」「欲しい」と注目が集まっている。

 機体は水色で、黄色の取り出し口には「PUSH」と文字が描かれた。取り出し口と紙幣挿入口は開閉可能。硬貨投入口付近の小さな文字はシールで表現した。昭和から平成初期に活躍した成人向け雑誌の自販機をほうふつとさせる見た目だが、ハセガワの商品企画担当者は「表向きは『ブックベンダー』という名前になっています。誰でも買える本が売っている自動販売機みたいな感じなんですが『見る人が見ればわかる』」と話した。

 ”あの頃”の雑誌をモチーフにしたブックパーツも付属する。「そのままやって(再現して)しまうといろいろと問題なので」(担当者)と、内容は「健全」なものになっているという。雑誌パーツを自作すれば、好きな表紙に差し替えることもできる。

 「レトロ自販機」シリーズは、フィギュア用のアクセサリーとして企画された1/12スケールのプラモデル。これまで「うどん・そば」や「ハンバーガー」といった懐かしい自販機を再現しており、「ブックベンダー」は顧客の要望から生まれたという。

 ハセガワの公式ツイッターで完成見本を公開すると、6000件を超える「いいね」が寄せられた。組み立てに接着剤不要の初心者向け商品であるだけに、担当者は「プラモデル好き以外の方からも注目されるいいきっかけになった」と喜んでいた。発売は7月21日ごろを予定している。

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