劇場版アニメ「ゆるキャン△」(監督:京極義昭)が7月1日に公開されることに先立ち、15日に都内の丸の内ピカデリーで「映画館で野外活動~テストキャンプ上映会~」が開催され、各務原なでしこ役の花守ゆみり、大垣千明役の原紗友里、斉藤恵那役の高橋李依が登壇。アフレコ収録時のエピソードなどを語り、劇場版のメインビジュアルや入場者特典などが公開された。
テレビアニメ第1作の第1話から5話までをスクリーン上映したイベント。改めて印象的なシーンを聞かれた花守は会場に向けて「もう皆さん、空がつながるところ見ちゃったんですよね?!」と第5話の名シーンを挙げ、原と高橋も賛同して大盛り上がり。高橋は「斉藤がキャンプにハマり始める前の第1作目はすごく新鮮」と、次第に仲良くなっていく関係性のリアルで絶妙な変化が見どころだと話した。キャラクターデザインの変化にも話題は発展し、原は「お洋服がいっぱいあって」と毎週たくさんの資料を見ていたと制作の裏側を明かしました。花守は「丁寧に靴下まで描いてあって、柄も入ってたり…毎回考えて下さってるのすごいなって」とそれぞれに衣装に注目。原は特に服を着回している点を挙げ「この間履いてた靴だ!とか、マフラーはいつも一緒とか、そいうところも楽しんで欲しいね」とテレビシリーズを一層楽しめるポイントを語った。
劇場版「ゆるキャン△」の最新情報が公開され、メインビジュアルがスクリーンに映し出されると、3人は「みんなでキャンプしてるね!!」と大盛り上がり。高橋が「細かいところを見ると、真ん中のテーブル、豪華になってる!…とか(笑)」と大人になったキャラクターならではのアイテムを指摘すると、花守らも「大人になったねぇ…」としみじみ。続いて本編映像が映し出され会場は大きな拍手に包まれた。花守は「今の映像だけでも飯テロ箇所がいくつかありましたね」と「ゆるキャン△」おなじみの”おいしいご飯”に注目。「おいしそうだったね…」と原と高橋もそのシーンに釘付けとなった。入場者プレゼントの特典コミックス情報も発表され、84ページという大ボリュームに驚く原や、中面にある原作者・あfろ先生のコメントを読み上げたい気持ちを花守がぐっと堪える場面もあった。
高橋は「アフレコは順調に終わりました!今ご覧いただいた映像にばっちり声を当てさせていただきました。きっと皆さんに『ゆるキャン△』が帰ってきたな、その先が描かれているんだなと思っていただける“変化と継続”がぎゅっと詰まった作品になっていると思います。ぜひ期待して映画館に足を運んでいただけると嬉しいです」と呼び掛けた。原は「とてもお話ししたいことがいっぱいあるんですけど、ネタバレしてしまいそうで…本当に、今までの『ゆるキャン△』シリーズを愛してくださった方がとても楽しめる作品になっていると思います。初めてご覧になる方も『こういう世界なんだ!』と、すっと入ってくる作品になっているので、ぜひ皆さんで観ていただいて『”映画館で野外活動”とはこういうことか!』という気持ちを味わっていただければ」と手応えを口にした。花守は「今回の映画ではパートごとに声を録らせていただいてたのですが、彼女たちの成長だったり、変わらないところだったりを見て『ちょっと一回深呼吸しよ!(笑)』って、みんなと『大人になってる…!』とか話をしながら進めていました。そして飯テロが今回もすごいです、銀幕でも飯テロは衰えませんでした。完成した画とか音楽が合わさった時に、映画館でどんな『ゆるキャン△』が見れるのか、私たちも完成が楽しみです。ワクワクとドキドキ、皆さんにどう受け取ってもらえるか期待でいっぱいです。きっと喜んでもらえる映画になっているのではないかなと思います。ありがとうございました!」とファンに呼び掛けた。