米コメディアンのデイヴ・シャペル(48)による「ハリウッド・ボウル」は、ネットフリックスの今後のコメディ特番には含まれないようだ。先日、フェスティバル「ネットフリックス・イズ・ア・ジョーク」の一環でのライブパフォーマンスを行っていたデイヴが、ステージに乱入した男からタックル襲撃を受けた事件で、ロサンゼルス市警はその後、23歳の男を拘束している。
フェスティバル開催前、同社は完売となっていた4公演を特番で撮影する意向はないと説明。ハリウッド・リポーターによると、事件が原因ではないと指摘しながらも、パフォーマンスは配信で公開されないことが明らかになった。
コメディアンが新ネタを試す時によく行うように、自身が所有するカメラでプロが撮影した映像が存在する可能性は高いものの、これまでデイヴは、「不幸で不穏な」攻撃によって、歴史的なハリウッド・ショーに「影を落とす」ことはないと主張している。
またデイヴの広報担当者は「この公演は、ハリウッド・ボウルでのコメディアンによる最多ヘッドライナー公演として『モンティ・パイソン』と並び、第1回『ネットフリックス・イズ・ア・ジョーク:ザ・フェスティバル』で多様な背景を持つ7万人のファンに届きました。彼は、事件がこの歴史的瞬間の魔法に影を落とすことを許さないのです。この事件は残念で不安なものでしたが、チャペルはショーを続行しました」と話している。
ソーシャルメディアに投稿された動画には、ステージに立っているデイヴに向かい男が脇から突進してタックルする姿がとらえられ、デイヴを助けるため警備員とジェイミー・フォックスがステージに駆け上がったそうで、別の動画ではその男が警備員に拘束されたところが見て取れる。