俳優の佐野史郎が2日、フジテレビ系「ポップUP!」にVTR出演。昨年4月に多発性骨髄腫と診断されたが、今年に入り俳優復帰。辛かった闘病生活などを振り返った。
佐野といえば、92年に放送されたTBS系ドラマ「ずっとあなたが好きだった」のマザコン夫・冬彦さんがあまりにも有名。特に木馬にまたがり「んんん~」とうなるシーンは見ている人の恐怖を誘った。
佐野は「リハーサルの時は木馬は置いていなかった。でも当日に行ったら(木馬が)あって。じゃあテストって始まったら何も指示される訳じゃないけど、山があったら登る。木馬があれば乗るのが人の道でしょう」と笑って振り返った。
だがあまりの怪演に「子どもに石を投げられたこともありました。電車で大騒ぎになって優先席のお年寄りににらまれたり」「迷惑だと思って電車に乗らないようになった」という。
そんな佐野だが、昨年4月に多発性骨髄腫と診断され、入院生活に。「強い抗がん剤を注入するので、粘膜がただれたり、抵抗力がなくなったり。なので非常に原始的な治療だが、氷を4時間頬張っている。とにかく冷やして炎症が起きないように」という治療の一部も説明。
さらに「敗血症になった」といい「これがしんどくて。38度から39度、MAX40度いった。これが3週間ぐらい続いた」と症状を説明。「あまりにつらいので、帰れないかな…とは思った」と死も覚悟したと打ち明けていた。