ジョニー・デップ元妻 宣言した寄付まだ“約束の半分”だと判明「経済的に困難な状況」と説明か

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アンバー・ハード
アンバー・ハード

 女優アンバー・ハードは、俳優ジョニー・デップとの離婚後、米国自由人権協会(ACLU)に約束した350万ドル(約4億6000万円)の寄付の半分しか払っていないという。映画『アクアマン』などで知られるアンバーは、ジョニーから受け取った慰謝料700万ドル(約9億1000万円)の内半分を同協会に、もう半分をチルドレンズ・ホスピタル・ロサンゼルスに寄付すると宣言していたが、4月下旬に行われた名誉起訴裁判の審問で、それが全額支払われていなかったことが明らかになった。

 ACLUの最高執行責任者兼顧問のテレンス・ドハティ氏は、陪審員団に公開された昨年12月収録の宣誓証言の中で、アンバーが多額の寄付を約束したことから同協会のアンバサダーに推薦されたものの寄付が全額は受領していないことを明かし、35万ドル(約4600万円)がアンバーから、10万ドル(約1300万円)がジョニーから直接支払われたほか、50万ドル(約6500万円)と35万ドルがアンバーの指示による口座から受け取ったとした。

 同氏によると、協会は50万ドルの寄付は、離婚後にアンバーが交際していたテスラのCEOイーロン・マスク氏から支払われたものだと考えており、マスク氏から今後10年間で350万ドル全額を支払うというメールを受け取ったものの、その後の確認はとれておらず、2019年以来寄付は受け取っていないという。また、アンバーからの支払いが途絶えたことから、2019年に本人に連絡を取ったそうだが、経済的に困難な状況にあると言われたそうだ。

 ジョニーは同裁判で、アンバーがDV被害者としての経験を綴ったワシントン・ポスト紙の論説を巡り、損害賠償5000万ドル(約63億円)を求めている一方、同記事の中でアンバーはジョニーを名指しにはしていないとして、1億ドル(約125億円)の損害賠償を求め反訴している。

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