女優アンバー・ハードが「嘘」によって、ジョニー・デップの評判を「永遠に変えた」とジョニーの弁護団が非難した。アンバーはワシントン・ポスト紙にDV被害者としての経験を綴った論説を巡り、ジョニーに損害賠償5000万ドル(約63億円)を求めて提訴されている。ただ、記事の中でジョニーを名指しにはしておらず、1億ドル(約125億円)の損害賠償を求め反訴している。
11日に陪審員団が選出された後、12日にバージニア州で裁判が始まった。冒頭陳述でジョニーの弁護士ベン・チュウ氏はこう語った。
「今日、彼の名前は嘘と関連づけられています。彼の元妻が出した声明です。この裁判を通し、ハード氏の告発は、デップ氏が離婚を求めたことで促されたことがお分かりになるでしょう。50年間、デップ氏を女性に対する暴力で告発した人は誰もいません」
「自らの利益のために、夫に関する嘘をつくことを選んだことにより、アンバー・ハードはデップ氏の評判を永遠に変えてしまったのです。これは名誉毀損訴訟であり、虚偽の言葉が公で発言された場合、それがどれほど破壊的になりえるかということに関する裁判です。誰かについて虚偽の発言をする人は、その責任を負うことになります。なぜなら言葉は大切だからです。それは心の中に絵を描くからです」
6週間続くとされている裁判では、ポール・ベタニー、ジェームズ・フランコ、イーロン・マスクらがビデオ通話を通して証言する予定だという。