フィギュアメーカー発ドールブランドが初単独展示会 「世界に1体だけ」こだわりのドール

メークやウィッグの細部まで作家のこだわりがつまったドール
メークやウィッグの細部まで作家のこだわりがつまったドール

 フィギュアメーカー「グッドスマイルカンパニー」が手がけるドールブランド「Harmonia bloom(ハルモニアブルーム)」の初単独展示会「Harmonia bloom はじめて展」が29日から5月22日まで、大阪市浪速区のアゾンレーベルショップ大阪で開催される。 

 「Harmonia bloom」は体のパーツやメークを自由に組み合わせ、自分だけの「うちの子」を作ることができるドールブランド。今回は20組の作家が制作したドールや衣装、小物を展示する。各作家がオリジナルのメークを描いたり、自作したパーツを組み合わせたりした〝世界に1体だけ〟の人形は「ワンオフドール」と呼ばれ、展示会には「Harmonia bloom」の体のパーツをもとにした13体のワンオフドールが登場する。

 ワンオフドールの他に、作家のオリジナル衣装7体分も展示。ショーケースにはレースをふんだんに使ったドレスや着物などが並んだ。ドールの手の上に収まるサイズの小物「豆本ドールハウス」は、小さな本を開くと立体のドールハウスが出てくる作品。衣装や小物は、開幕初日に配布する整理券を持つ人が優先的に購入できる。今月2日から行われた東京会場の展示では、初日に整理券を求めて約100人が列を作ったという。

 「Harmonia bloom」は2017年にフィギュアメーカー大手・グッドスマイルカンパニーから生まれた。ブランドプロデューサーの田中詩凡さんは「フィギュアからドールを作ったイメージ」と話し、本体に使われる材質や製作方法はフィギュアメーカーの技術が生かされていると説明。関節も多く、パーツの取り外しがしやすいことから洋服の着せ替えがしやすいという。田中さんは「より扱いやすく、フィギュアみたいにいろいろな所に連れて行って撮影も楽しめるドールを作りたいと開発した」と振り返った。

 ブランド開始から約5年で初めて単独での展示会を開く。田中さんは「応援してくれる皆さまが増え、『展示会をしてほしい』という声もたくさんいただけるようになった。みなさんのおかげでなんとかこういった催しができるようになった思います」と感謝していた。

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