ジミー大西 画業30年記念個展に公開アトリエ設置 絵の制作期限に追われ苦肉の策

杉田 康人 杉田 康人
銀座三越での画業30年記念作品展が開幕したジミー大西(撮影時のみ特別にマスクを外しています)
銀座三越での画業30年記念作品展が開幕したジミー大西(撮影時のみ特別にマスクを外しています)

 タレントで画家のジミー大西(58)が27日、東京・銀座三越で開幕した画業30年記念作品展「POP OUT」(5月9日まで)に来場した。1992年にテレビ番組で発表した絵が絶賛されたことをきっかけに、画家としての活動を開始。30年を振り返る個展で全国を巡回するジミーは「あっという間の30年だった。30年絵を描くとは、本当に思っていなかった」と述懐した。

 2015年に一度、画家として筆を折った。居酒屋で「時給1500円」という貼り紙を見て、画家としての自身の時給を計算。「380円だったんです。で、筆を折ったんです。5年間」と笑う。人生の師と仰ぐ明石家さんま(66)から「ジミー、絵描かへんのか。人を笑わしたり、楽しませる人が時給計算したらあかん」とたしなめられ、画家としての活動を再開した。

 約10年ぶりとなる全国での個展。「さんまさんの後押しがなかったら、個展もなかった。『やっと目覚めたか』とほがらかに笑ってました。『これでこづかい渡さなくてよくなる』という温かみのある笑いだった」とさんまに感謝しきりだったジミー。それでも「個展に閑古鳥鳴いてたら、三越に土下座して画家やめます。失敗したら、さんまさんの所にいっておこづかいもらいに行きます」と、すねかじりも忘れない。

 個展では「ジミーの部屋―Jimmy‘s Atelier―」として、公開アトリエを設置した。画家が個展で絵を描くのは異例だが「期限がないんです。ギリギリ。2年先までスケジュールがある。声をかけられても〝やってるやってる~〟とかする余裕がないかもしれません…」とし、パフォーマンスではなく絵の制作期限に追われた苦肉の策だとした。

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