ロックミュージック聴くと外科医の手術に効果 「AC/DC」で実験、切開時間が大幅減、正確性はアップ

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写真はイメージです(Gorodenkoff/stock.adobe.com)
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 オーストラリアのハードロックバンド「AC/DC」の曲を聴きながら医師が手術をした際、パフォーマンスの向上が見られたという。エレクトリックギター全開のロックミュージックは、精神を落ち着かせるだけでなく、血圧を下げる効果も見られたそうで、速いペースの音楽に手術の速度を上げる主要因子がある可能性がある。

 今回の実験で「AC/DC」の『地獄のハイウェイ』や『T.N.T.』を聴いた外科医らは、切開にかかった時間が236秒から139秒に減少、正確性も5%の向上が見られたという。

 ザ・ビートルズの『ヘイ・ジュード』と『レット・イット・ビー』を聴いた場合、音量が控え目な場合のみ、縫合手術の時間が半分に短縮され、その激しさを問わずロックミュージックに外科手術のパフォーマンスを上げる効果が見られた。

 同研究を指導したドイツのハイデルベルグ大学のクイ・ヤン氏はランゲンベックの外科アーカイブ誌にこう記している。「我々の実験結果はソフトロック、ハードロック共に、外科医のパフォーマンスが強化されることを証明しています。ハードロックの場合、音量が上がるとそのポジティブな結果が顕著となります。強いリズムを持った音楽はパフォーマンスのスピードを一定にし、そのパフォーマンスを促進すると言えるでしょう」

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