米ミュージシャン、ジャック・ホワイト(46)は、ザ・ローリング・ストーンズがザ・ビートルズをコピーしていたと指摘する。ザ・ローリング・ストーンズは当時、最大のライバルを「コピー」するなど、「最も流行しているものを何でも糧にする」ことから、「頭が良かった」と称賛している。
ジャックはMOJO誌にこう語っている。 「人々はザ・ローリング・ストーンズをクールで、ダーティーで、騒々しいものであってほしいと望んでいる」「ストーンズはヒット曲を常に追いかけていて、最も流行しているものを何でも糧にし、ザ・ビートルズが先週やったことを何でも真似していた。それはファンタジーを壊してしまう。そして、このファンタジーは素晴らしくて、僕はそういうバンドに何度もはまってきた。侮辱してるんじゃないよ。彼らは賢くて、どんどん進んでゆく方法を見つけ出してるんだ」
ジャックのお気に入りのザ・ビートルズのメンバーはポール・マッカートニーだそうで、ポールなしではバンドは成功しなかったと考えているという。
どのメンバーが一番好きかを聞かれ、ジャックはこう答えている「間違いなく1000%ポール・マッカートニーだ。映画『ザ・ビートルズ:Get Back』は、僕が13歳の頃から言い続けてきたことを証明している。ポールなしでは、ザ・ビートルズは存在しなかったのさ」「他のメンバーもみんな信じられないくらい素晴らしい。でも、理論的に言って、彼らのどの一人を外しても、ザ・ビートルズは存在し続けることが出来るんだ。ジョージ側に付きたいのはクールさのため。でも、部屋の中で何もしたくない奴になるのは簡単なことさ。みんなのモチベーションを上げようとしている人になるのは本当に難しいんだよ。かっこよく見えないし。その点は残念だね。だって、そういう人が物事を成し遂げるんだよ。僕は何もしたくない人のファンじゃないな。やる気が失せてしまうから」