プロレス団体のゼロワンは12日、10日の両国国技館大会の試合後、救急搬送された大谷晋二郎(49)について、医師から「頚髄(けいずい)損傷」と診断されたことを発表した。団体によると、大谷は13日に、今後の悪化を防ぐ手術を受ける。
大谷は「旗揚げ20&21周年記念大会」となった両国大会のメーンで、ノアの杉浦貴(51)が持つ世界ヘビー級王座に挑戦。杉浦のジャーマンスープレックスでコーナーに叩きつけられた後、動けなくなりレフェリーストップ負け。都内の病院へ運ばれていた。
気道確保のため、ICU(集中治療室)へ転院。コロナ禍のため団体関係者は面会できず、家族を通じて連絡を取り合っているという。大谷の意識はあるといい、医師や家族と会話ができていると説明した。