「キン肉マン」ティーパックマンのティーカップが商品化 次はベンキマン!?「声は届いている」

杉田 康人 杉田 康人

 精密部品メーカーのキャステム(広島県)が、漫画「キン肉マン」に登場するティーパックマンの頭部をティーカップとして再現した「ティーパックマンティーカップ」(税込2420円)を商品化し、13日から通販サイトや東京、京都の直営店で発売する。

 ティーパックマンは、スリランカ出身の正義超人。頭部は紅茶が入った巨大ティーカップで、紅茶を吸って鋼鉄の硬さになったティーパックで相手を打ちのめす。第21回超人オリンピックでウォーズマンと対戦したが、ベアークローで刺し貫かれ敗北。ウォーズマンに頭部のティーカップをもぎ取られ、紅茶を飲み干されてしまう。

 キャステムは、以前にも一体15万円の鋼製ロビンマスクを製造。約200体を販売した実績を持つ。美濃焼の本場・岐阜県多治見市の磁器メーカー丸朝製陶所がティーカップを製作。同社はウォーズマンのベアークローをモチーフにした「ベアークローフォーク」をすでに商品化しており、原作の名シーン再現にこだわった。

 同社の担当者は「商品化してほしいとの要望があった。ティーパックマンは、ウォーズマンの最初の対戦相手で印象に残っている。ティーカップの超人なので、ベアークローと名場面を再現できる」と、マイナー超人としては異例の抜てきになる商品化のいきさつを語った。

 同時にスリランカ産のティーパックマン紅茶も発売。担当者は「原作のように、ウォーズマン気分で紅茶をゴクゴクと飲み干してほしい」と呼びかける。キン肉マンの作者・ゆでたまごの嶋田隆司氏は、ティーパックマンの再現度に「これはアイデア賞!」と絶賛した。

 ティーパックマンと同じ陶磁器の超人といえば、やはり胴体が和式便器となったベンキマンの存在を忘れるわけにはいかない。商品化の可能性を聞くと「現在のところ予定はないが、声は届いている」(担当者)と明かした。全国のベンキマン愛好家から熱い要望がさらに届けば、担当者も水に流すわけにはいかないだろう。

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