元テイク・ザットのメンバーのロビー・ウィリアムス(48)が自身のドラッグ体験に対して口を開いた。アルコール、処方薬、その他ドラッグの依存症克服のため、リハビリ通いを続けてきた。この20年間絶対禁酒主義を貫き、アルコールは一滴も口にしていないという。
ポッドキャスト番組『ボウト・ザ・Tシャツ』に登場したロビーは、ドラッグ中毒の人々が口にする「悪魔」の存在は本当だと語る。「ドラッグはウィジャボード(西洋版こっくりさん)と同等だと思うんだ。何が開かれるか自分でもわからない。悪魔や自分の悪魔に対処していると話す人々がいるけど、それは本当に悪魔なのさ」
ソロアーティストとしても大成功を収め、妻アイダ・フィールドとの間に4人の子供を持つロビーは、自身の中毒の中で最も酷かったものについて回想してもいた。「言わせてくれ。ドラッグで最悪のものは鎮痛剤だ。どの中毒も日帰り旅行や公園の散歩とはいかないが、鎮痛薬は途轍もなく邪悪なものさ。一方でその鎮静剤の特許を持っている人々は、現在5万平方フィートの家に住んでいるわけだけど」
鎮痛薬のバイコディンを毎夜20錠、ADHD治療薬のアデロール、大麻などを摂取していたことを以前告白していたロビーだが、ドラッグを始めたきっかけはテイク・ザットのメンバーとして一躍時の人となってしまったことだという。1992年のシングル『イット・オンリー・テイクス・ア・ミニット』が大ヒットを飛ばした時、弱冠18歳だったロビー。元々内向的な性格で、アルコールとドラッグで自分にのしかかる名声に対処していたそうだ。
「空虚を埋めるためにドラッグを使っていた。あまりに若くして俺は有名になった。テイク・ザットに入った時は16歳だった。自分について感じていた全てのネガティブな部分が膨れ上がったんだ。それ以前は結構自分に満足していたけど、脆く、本当に敏感だった。広がった傷口と共に生まれたんじゃないかと感じるぐらいね。そんな俺がショービジネスのモッシュピットに放り出され、自己不信のネガティブさが増大していった」