生稲晃子、自民党から参院選出馬 〝元おニャン子〟で否定された屈辱晴らす「名前を汚さないよう」

杉田 康人 杉田 康人
参院選への出馬を表明した生稲晃子
参院選への出馬を表明した生稲晃子

 女優の生稲晃子(53)が6日、都内の自民党本部で会見を開き、夏の参院選に東京選挙区から出馬することを表明した。80年代に一大ブームを巻き起こしたアイドルグループ・おニャン子クラブ出身の生稲は「おニャン子クラブという名前を汚さないように、メンバーやファンの皆様にも応援していただいて、頑張って当選したいと思っている」と話し、おニャン子メンバー初の国会議員を目指す決意を示した。

 自民党はこの日までに、参院選東京選挙区2人目の候補者として、生稲を擁立することを発表していた。過去に政府の「働き方改革実現会議」の民間メンバーになった生稲は「働き方改革実現会議の時もそうだったが、おニャン子クラブという名前のイメージだけで〝生稲にできるのか〟という風なことを聞いたことがある。おニャン子クラブという名前を否定されるのは、とてもつらい。だからこそ、頑張りたい」と、芸能人やおニャン子の元メンバーというだけで色眼鏡で見られた経験を明かした。

 生稲は1986年(昭和61)、おニャン子クラブの会員番号40番としてデビュー。87年9月におニャン子クラブは解散し、わずか1年3カ月ほどの在籍だったが「お年を召した方から若い人まで、おニャン子クラブという名前だけは知ってて下さっている。それはすごいことだと思っている。伝説だと言ってくださる人もいる。私もそう思っているし、自分というものを生んでくれたおニャン子クラブに、誇りを思っている」と自負した。

 おニャン子クラブから政治家に転身したメンバーは、生稲によると「私の知る限りいない」という。政界挑戦に「一生懸命、皆さんが作り上げて、大スターまで上り詰めたグループ。名前を否定されるのは、本当におニャン子クラブに申し訳ない」と〝元・おニャン子〟の名にかけて当選を誓った。

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