玉川徹氏「放送で流せない映像ばっかり」キーウの悲惨状況明かす 米国の責任指摘

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 テレビ朝日の玉川徹氏が4日、同局系「羽鳥慎一モーニングショー」に出演。「とてもじゃないけど放送で流せない映像ばっかり入ってきている」と、想像を絶するウクライナの悲惨な状況を明かした。

 番組では、ロシアとウクライナとの停戦交渉が遅遅として進まないことについて議論した。元財務官僚でニューヨーク州弁護士の山口真由氏は、かつて西側諸国がウクライナとジョージアをNATOに入れるかのような発言をしたためにロシアが両国をターゲットにしたとし、結果としてNATOにも入れず中途半端な状況に置かれたと指摘。「ある種の楽観とある種のエゴのもとに、非常にこの両国を不安定なグレーゾーンに置いたというのは、私はやっぱりアメリカの責任というのは、一定程度あるんじゃないかなという気がしてならないと思います」と、今回の戦争を招いた原因は米国にもあると述べた。

 これに玉川氏が同調。「僕、スタッフから聞いたんですけど」と切り出すと、「キーウ州解放されたっていう後に、どんどんどんどん映像が入ってきているんですよ、テレビ局に。とてもじゃないけど放送で流せない映像ばっかり入ってきてて、もう参っちゃっているんですって、ディレクターたちも」と、民間人の大量虐殺が行われたとされる首都近郊の悲惨な状況を説明した。

 さらに、「とてもじゃないけど、日本人がそこに行って正視できるような状況じゃない状況がずーっと続いているんですよ。でも逆に言えば、戦争ってそういうふうなものなんです」と話すと、ウクライナへ軍事支援はするものの、停戦へ向けては何のアクションも見せていない米国の姿勢を疑問視。「アメリカは戦争を止めるために何かやっているのかと。戦争以外に外交という手段もあるのに、何かやっているのかと。ロシアは最終的にはNATOでありアメリカを見て戦争をやっているんですよ」と、停戦のために米国が乗り出すしかないと指摘した。

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