「太陽と宇宙に日本一近い観覧車」で月面着陸体験!?宇宙飛行士トレーナーも太鼓判

 日本一宇宙に近い高さ123メートルの観覧車「オオサカホイール」(大阪府吹田市)で、月面着陸ミッションに挑戦する新アトラクション「スペースホイール」が26日からスタートする(5月8日まで)。

 同アトラクションはJAXA(宇宙航空研究開発機構)所有の宇宙服レプリカ展示や、宇宙食などを販売するイベント「宇宙万博2022 inオオサカホイール」の一部。1970年の大阪万博跡地に立つ会場の目と鼻の先には万博のシンボル「太陽の塔」があり、〝太陽〟と月のコラボレーションが実現した。

 地球から月面到着まで、実際は約3日間かかる行程を観覧車が一周する約18分間に凝縮し再現。乗客は車内に設置されたボタンを押しながら、「ロケット発射」や「障害物回避」などのミッションに挑戦する。

 コンテンツを監修した宇宙飛行士インストラクターの岡部明海氏は「かなり本物に近い」と胸を張る。太陽の塔を見下ろしながらのロケット発射カウントダウンでは、1969年にアポロ11号が離陸した際の音声を使用するなど、リアリティーにもこだわったという。

 アトラクションを制作した「amulapo」の代表・田中克明氏は「『宇宙』というとJAXAのような一部のエリートがやっているイメージがありますが、そういう時代はもう終わり。これからは民間も参入できる時代になる」と予見。宇宙開発分野の人材不足が懸念されるといい、イベントを通して子どもたちが関心を持つ機会を作りたいと話した。

 観覧車のふもとには、宇宙グッズを販売する専門店も出店。「宇宙食と同じフリーズドライ製法で製造された」という「スペースフード」のいちごケーキやたこ焼きが店頭に並ぶ。また、「宇宙日本食」としてJAXAから認証を受けた「しょうゆラーメン」なども展示される。

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