ハワイで撮影した写真に謎の飛行物体 六甲山で有名なスカイフィッシュか?人気芸人が明かすドタバタ劇

なべやかん なべやかん
ハワイで撮影した写真に写っていた飛行物体(左上の丸で囲んだ部分)。もしや、これはスカイフィッシュか!?(撮影・なべやかん)
ハワイで撮影した写真に写っていた飛行物体(左上の丸で囲んだ部分)。もしや、これはスカイフィッシュか!?(撮影・なべやかん)

 人知を越えた超常現象に対する興味は尽きない。お笑い芸人、プロレスラー、特撮キャラクターの収集家などマルチに活動するコラムニストのなべやかんがハワイで撮影した「謎の飛行物体」について、その経緯をつづった。

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 写真整理をしているとスクープ写真が出て来た。数年前にハワイに行った時の写真だ。ワイキキのカラカウア通りに立つデューク・カハナモク像とワイキキ警察の間にある魔法石「カフナストーンズ」を撮った写真に、謎の飛行物体が写っていた。もしやこれはスカイフィッシュでは!写真をUMA(未確認生物)研究家の天野ミチヒロ氏に見せ、検証してもらった。

 スカイフィッシュは1990年代に確認された謎の飛行生命体だ。ビデオ編集者のホセ・エスカミーラ氏がUFO墜落事件で有名なニューメキシコ州ロズウェルで撮影した映像編集をしている時に、空中に飛ぶ不思議な生物を発見。ロッド(棒)状なのでフライング・ロッドと名付けたのだ。

 日本では超常現象第一人者の並木伸一郎さんが日本人になじみやすいよう、「スカイフィッシュ」と名付け、定着した。日本では六甲山(兵庫県)での目撃情報が多くあり、人を襲った事例が神戸新聞に載った事もあった。それだけでなく、巨大なスカイフィッシュの背中に乗った事があるという人まで現れ、天野氏は六甲山の現地取材に行ったり、背中に乗ったと言い張る人に会い、取材も行なっている。

 天野氏にワイキキで撮影した写真を見せると「これは凄(すご)い!」と目を輝かせた。そして「新種かもしれない。形がフライング・ロッドの棒状とは違うな。どちらかと言うとウンチに似ている。『スカイシット』と名付けよう」と真面目な顔でつぶいた。

 BSフジで放送していた『たけしの等々力ベース』でUMA特集があった時、天野氏と共に出演する機会があったので、我々のスクープとして「スカイシット」を発表する計画を練った。テレビで発表すれば、撮影者・なべやかん、ネーミング・天野ミチヒロでUMA界の歴史に名を残せる。しかも番組は業界視聴率も高い「世界の北野」の番組。「良きタイミングで合図を送るので、UMA研究家の天野さんから発表お願いします」と我々の間で段取りをしていた。

 番組収録が始まり、絶妙のグッドタイミングが来たので天野氏に合図を送ると、天野氏は苦悶の表情をするだけで何も発言しない。再度、合図を送るも、天野氏はスルー。タイミングを逸し、発表できずで、UMAコーナーは終わってしまった。

 本番終了後、天野氏になぜ言わなかったのかと問い詰めると、「それどころじゃなかったんだ。『大』が漏れそうで必死だったんだ」と言ったのだ。新種のネーミングといい、天野氏は本物のクソ野郎である(笑)。

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