俳優で映画監督のジェームズ・フランコ、テスラCEOで実業家のイーロン・マスク氏、俳優のポール・ベタニーらが、俳優のジョニー・デップと女優のアンバー・ハードとの間で争われている名誉毀損訴訟で証人となるようだ。
アンバーは過去に、ジョニーを名指しさえしなかったもののワシントン・ポスト紙への寄稿でDV被害に遭ったと発言。そんな元妻対し、ジョニーが5000万ドル(約60億円)を求めて訴訟を起こした一方、アンバーも1億ドル(約120億円)を求め逆訴訟を起こした。今回、元夫婦である両者の訴訟が許可されたことから、4月にヴァージニア州で行われる裁判で、数々の有名人が証人台に立つ可能性があることが明らかになったかたちだ。
TMZによると、ジョニーがアンバーの浮気相手として名指ししていたジェームズとイーロン氏が、アンバー側の証人リストに入っているそうで、ビデオ通話を通して証言を行うという。また女優のエレン・バーキンのほか、ディズニー、ワーナー・ブラザース、エンデバー、アメリカ自由人権協会(ACLU)、ロサンゼルス市警察の代表者もアンバー側の証人となる。
一方でジョニーは、自らを「DV夫」と表現したザ・サン紙に対する訴訟(結果は敗訴)で読み上げられた「ショートメール」の相手であるポールに、自身に代わって証言するよう依頼。作家のJ・K・ローリングやミュージシャンのジャック・ホワイトとのメールや、アンバーとの「アクアマン」共演者ジェイソン・モモア、ジェームズ・ワン監督や製作総指揮のザック・スナイダーらとの間で交わされた通信も使用される予定だという。
ジョニーとポールの間で交わされたというショートメールの内容は、「アンバーを燃やそう」と言ってきたジョニーに対し、ポールが「アンバーを燃やすのはどうかと思う。彼女は感じのよい人だし目も楽しませてくれる。イギリス風に溺れるかどうか試してみるという手もある。どうだろう?君の家にはプールがあるから」と返信したとされる。そして「彼女を燃やす前に溺れさせよう!」と言うジョニーの反応に対し、ポールは「全く同意だよ。彼女が魔女だと断言する前にきちんと確認しないとね」と返していたという。