英国2児の父 誤ってコーヒー200杯分のカフェイン摂取で死亡 海外報道

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 カフェイン(Zerbor/stock.adobe.com)
 カフェイン(Zerbor/stock.adobe.com)

 イギリスの男性が計量ミスで一度にコーヒー200杯分のカフェインを過剰摂取したことで死亡する事故が起こった。英BBC電子版が、このほど明らかになった検死結果を7日までに伝えた。

 報道によると、パーソナルトレーナーで2児の父でもあるトム・マンスフィールドさん(29)は昨年1月、カフェイン入りのドリンクをつくるために購入した1袋100グラム入りの粉末を自宅にあった計量機で測って飲んだところ、突然、胸を押さえて動悸を訴えた。その後、横になり、口から泡を吹いたたため、妻のスザンナさんが通報。救急隊員が救命処置を行ったが、搬送先の病院で死亡が確認されたという。

 検死の結果、マンスフィールドさんの体内から1リットルあたり392ミリグラムの血中カフェイン濃度が検出。死因はカフェイン中毒と断定された。通常、コーヒー1杯を飲んだ場合、血中カフェイン濃度は2~4ミリグラム/リットルのため、最大でコーヒー200杯分のカフェインを摂取した計算になる。

 粉末カフェインの販売代理店の話では、1回あたり60~300ミリグラムを適量とし、1日2回まで。計量機は10ミリグラム単位まで表示するものを推奨している。スプーンによる計量は形状がさまざまあるため、説明書には明記していないという。

 マンスフィールドさんが使用した計量器は2~5000グラムを測定できるが、ミリグラム単位を表示しないものだったことが明らかになっている。検視官は男性が推奨された量と計量器の数値を読み誤ったことが原因によるのではないかとみている。

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