「古生物とポケモン」をテーマに古生物学を楽しく学ぶことを目指す巡回展「ポケモン化石博物館」が15日から、東京・上野の国立科学博物館で開催される。オムスター、リリーラなど今開催で初お披露目となる複数のポケモン実物大模型、実物大骨格想像模型ガチゴラスと、同館でのみ展示する肉食恐竜タルボサウルスの全身骨格標本が並ぶ。
国立科学博物館では、複数の地域の博物館と協働した展示を、日本各地に巡回させる事業を行っている。今回の展示は、原案者の三笠市立博物館の相場大佑氏を中心に、同館をはじめとする複数の博物館や株式会社ポケモンが協力。人気ゲームシリーズに登場する「カセキ」「カセキポケモン」と、実世界の「化石」「古生物」をテーマにした。「観察・比較」という科学の基本的な手法を体験しながら、これらの形や生態、それぞれの世界の化石研究の共通点・違いを発見し、楽しみながら古生物学を学ぶことができる。2021 年夏の北海道・三笠市立博物館での開催を皮切りに、日本各地を巡回中。国立科学博物館では6月19日まで開催される