歌手ビリー・アイリッシュが観客の中に具合の悪そうな人がいることに気づき、ライブを一時停止した。先日ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンでのコンサート中、ビリーはその観客に向け、座って少し落ち着くように促したようだ。
TMZが公開した当時の様子を収めた映像では「座りたかったら座っていいんだよ。ほら、座りなよ。一息ついて」と語りかけており、最前列の観客に向け「ちょっと下がって、この辺のみんなに少しスペースを作って」と呼び掛けている。
ビリーは2月5日のジョージア州アトランタでのライブ中、ステージの前で苦しそうにしている観客の女性がいるのに気づき、歌うのを止めクルーに救援を呼び掛けていた。
その際「みんなが無事かどうかを確認するまで待ってから私はやるからね」と口にしたことで、昨年11月に主催したフェスティバルで死傷者を出したトラヴィス・スコットを非難したとカニエ・ウェストに捉えられ、トラヴィスへの謝罪を求められるに至っていた。これに対し、ビリーはトラヴィスについて言及した覚えはないとして、「ただファンを助けたかっただけ」と返答している。