米電気自動車テスラの最高経営責任者(CEO)のイーロン・マスク氏(50)は2021年、57億ドル(約6560億円)相当の自社株を慈善団体に寄付したという。米国証券取引委員会(SEC)に申告された内容によると、マスク氏は同社の504万4000株を寄付していたことが明らかになった。
この寄付は、同氏が株式を売却し60億ドル(約6900億円)を国連世界食糧計画に寄付するとツイッターで発表してから間もなく行われたようだ。「(国連世界食糧計画が)もし60億ドルで食料不足を解決する方法を説明できるなら、私はテスラの株を今すぐ売却し、そうする」と同氏は当時綴っていた。
これらの株がどの慈善団体に寄付されたかは明らかにされていないものの、クロニクル・オブ・フィランソロピー誌によると、2021年にアメリカでビル・ゲイツとメリンダ・フレンチ・ゲイツに続いて2番目に巨額の寄付をしたことになる。