ミュージシャンのスティング(70)が、自身の全楽曲をユニバーサル・ミュージックに3億ドル(約350億円)で売却した。ロックバンド・ポリスでの活躍後、ソロアーティストとしても成功を収めてきたスティングが、ボブ・ディランやブルース・スプリングスティーンに続き、自身のバックカタログを手放すこととなった。
スティングことゴードン・サムナーはこう語る。「1つの信頼できる場所に一緒にしておくことが自然だと感じたんだ。僕にとって自分のキャリアを通して作ってきた作品が、その価値を認め敬ってくれる場所に置かれることは必須だから。長い間応援してくれるファンとまた新しいやり方で繋がるだけじゃなく、新たなオーディエンス、ミュージシャン、世代に僕の曲を紹介するためにも」
一方ユニバーサル・ミュージックのルシアン・グレインジュCEOはこう話している。「ユニバーサルが彼の音楽管理を任されたことに名誉を感じます。ポリス時代からソロ作品まで彼のソングライター、レコーディングアーティストとしての全作品がユニバーサルのファミリーの一員となります。我々にはこれを軽んじてはいけない責任があります」
2020年にはボブ・ディランがユニバーサル・ミュージックに600以上の楽曲を売却、当時同社は「今世紀最も重要な音楽管理に関する契約」と話していた。