誤射事件起こした大物俳優 撮影監督の遺族から訴えられる「悲劇的な死に繋がった」

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 アレック・ボールドウィン
 アレック・ボールドウィン

 米俳優アレック・ボールドウィン(63)が、撮影監督ハリナ・ハッチンスさんの遺族から訴えられている。昨年10月、映画『ラスト』の撮影現場で、アレックが持っていた銃から実弾が放たれジョエル・ソウザ監督が負傷、ハッチンスさんが死亡した件で、ハッチンスさんの夫マシューさんと9歳の息子アンドロス君がアレックらを相手取り訴訟を起こしたかたちだ。

 ブライアン・パニッシュ弁護士は、記者会見で「この訴訟には、撮影現場における安全確保の責任があったアレック・ボールドウィンや他者の名前が記載されています。その無謀な行動と経費削減策がハリナ・ハッチンス氏の無分別で悲劇的な死に繋がったのです」と話している。

 同訴訟では、アレックのほか、武器担当者ハンナ・グティエレス・リード、助監督のデヴィッド・ホールなどが「数々の業界基準の違反行為」により訴えられている。

 15日にニューメキシコ州で提訴されたこの件は、同ウエスタン映画の撮影現場に実弾が置かれていたことや武器に対するスタッフの注意に欠けた行動を指摘、アレックがクルーから4フィート(1.2メートル)しか離れていないところで、銃を取り出し撃鉄を起こしたとしている。また経験の浅い武器担当者を雇用したり、過密スケジュールで撮影を進めるなどの経費削減策も事故につながったとしているほか、「3回の誤射事故」があり「非常に危険」だと報告するカメラ担当者からのショートメールも含まれている。

 昨年12月アレックは、現在も捜査が続いている同事故について、銃に実弾が入っていることは知らなかったとして「私は銃を誰かに向けて引き金を引くなんてことは決してしない。あの銃に実弾が入っていたということは45分経ってから気づいたんだ」と明かしていた。

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