ミュージシャンのカーディ・Bが、ユーチューバーのラターシャ・ケベに対する名誉毀損の訴訟で125万ドル(約1億4千万円)を勝ち取った。ターシャKの名で知られるラターシャは、カーディが薬物を摂取、性感染症に罹患しており、かつて売春婦として働いていたとした動画を自身のYouTubeチャンネルに投稿、カーディはネット上での誹謗中傷を訴えていた。
TMZによると、名誉毀損、プライバシーの侵害、および精神的苦痛を与えたとして、ラターシャは125万ドル(約1億4千万円)の損害賠償に加え、25万ドル(約3千万円)の医療費の支払いを命じられている。
評決を受けたカーディは、ツイッターに「なぜ嬉しいのと同時に悲しいの?」と綴り、インスタグラムストーリーには他界した祖母の写真を投稿、「私の女王さま、祈りを聞き入れてくれてありがとう。世界を手に入れたかのように見えるときでも、貴方だけが、私が絶望と疲労を感じながら、泣きついた夜を知っている」とキャプションを付けた。
一方、ラターシャは ツイッターに「夫、弁護士、そして私は本当に一生懸命に戦った。長い時間、眠れぬ夜を過ごした彼らに感謝したい」と綴り、視聴者のサポートにも感謝を伝えていた。
今月初め、ジョージア州の法廷審問中に「自殺したい」と感じてしまうほど精神的なダメージを受けたと泣き崩れたカーディは、一連の動画によってこの14ヶ月の間、疲労困憊、不安症、偏頭痛、体重減少、また夫オフセットとの関係にも影響がでたと主張していた。
オフセットとの間に3歳の娘と生後4ヶ月の息子がいるカーディは、2019年3月、同ユーチューバーに対して提訴、訴訟の一部にはこう書かれていた。「原告が妊娠中の2018年4月13日頃、ケベは、原告の行為の結果、当時生まれてくる子供が知的障害を持つ可能性があるとする動画を公開しました」