吉村大阪府知事、維新を「ヒットラー」と評した菅直人氏に激怒 「立憲民主党に謝罪を要求する」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
 吉村洋文大阪府知事(9月17日撮影)
 吉村洋文大阪府知事(9月17日撮影)

 日本維新の会副代表で大阪府知事の吉村洋文氏が24日、自身の公式ツイッターを更新。21日に菅直人元首相が、同党に対して「ヒットラーを思い起こす」などとツイートしたことに触れ、菅氏が所属する立憲民主党に対して正式に謝罪を要求する考えを明かした。

 吉村知事はツイッターで「元首相であり、現在党の最高顧問である方の発言。正式に、立憲民主党に対して、謝罪を要求する」と明言。菅氏の立場を勘案し、個人ではなく党に謝罪を求めることを明記した。

 菅氏は21日、「橋下氏をはじめ弁舌は極めて歯切れが良く、直接話を聞くと非常に魅力的。しかし『維新』という政党が新自由主義的政党なのか、それとも福祉国家的政党なのか、基本的政治スタンスは曖昧。主張は別として弁舌の巧みさでは第一次大戦後の混乱するドイツで政権を取った当時のヒットラーを思い起こす」と記し、波紋を呼んだ。

 また、同日から22日にかけ、昨年秋の衆院選における維新の公約について触れ、維新の音喜多俊政調会長の名を挙げ「実現可能なのか説明してほしい」などと迫った。だが、音喜多氏から公開討論を提案されると、「公約は国民に対するもの。狙いは橋下前代表のような巧みな弁舌で、個人的に相手を土俵の乗せて言い負かそうとの狙いだ」と〝ヒットラー論法〟を繰り返して提案を避けた。

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