女優ジェシカ・チャステイン(44)は、貧困の中で育ったことが「反骨精神」を作り上げたと考えている。『モリーズ・ゲーム』などで知られるジェシカは、ものに不自由していた子供時代の影響について、「食べ物さえもなくて、恨みながら育ったから、私には反骨精神があるわ。それについてあまり話すことはないし、本当に、人には意外に思われるかもしれない。実際とはもっと違った環境背景を予想していると思う」と話す。
そんなジェシカは、ニューヨーク州にある名門校ジュリアード音楽院を卒業、サンデー・タイムズ紙のスタイル誌にこう続ける。「そんな背景から来ているので、貧困についてよく分かるし、私を苛立たせる。だから他の人が何かを拒否されるっていうのも嫌。特に、発言、見られること、認められ、評価される点では」「家族は私をジュリアード音楽院に入学させる余裕なんて全くなかったけど、子供の頃に苦労していたのを見て、助けてくれた人たちがいた。それで今があるのよ」
またジェシカが同大学に通うにあたって、俳優の故ロビン・ウィリアムズが設立した奨学金の援助を受けており、2014年にロビンが他界した際には「ロビン・ウィリアムズは私の人生を変えました。彼は偉大な俳優であり寛大な人です。奨学金によって、私は大学を卒業することが出来たのです。彼の寛大な精神は、他の人を支えるよう、私を永遠に奮い立たせてくれることでしょう。彼が私を支えてくれたように。彼がいなくなるのは寂しい限りです」と感謝の意を表していた。