消しゴムに始まりゲーム、フィギュア、Tシャツ…と、ありとあらゆるグッズが網羅されている人気マンガ「キン肉マン」から、これまで意外にも!?なかった「香水」が誕生した。
香水の輸入販売を手がける東京都のフェアリーテイルがキン肉スグル、テリーマン、ロビンマスク、ウォーズマン、ブロッケンJr.、ネプチューンマン、ケビンマスクの8超人をイメージした「キン肉マン オードパルファム」を12月にリリース。Amazonや、中野ブロードウェイの同社直営店「FAIRY TAIL」でも販売されている。
フランスの香料を使い、同社社長が各超人をイメージして調合した。「へのつっぱりはいらんですよ」の決めぜりふのキン肉スグルなら屁のにおい…というわけではなく、優しい柑橘系の香りに刺激を与えるベルガモットの香りを加え、すがすがしく刺激的なものに。どんな強い敵を前にしても決して諦めず、どれだけ危機的状況に陥ってもそこから勝利をつかみ取るキン肉マンの戦いぶりを香水で表現したという。
サンプルが用意され、実際に香りが試せる中野ブロードウェイの直営店ではテリーマンとロビンマスクの香水が人気。キン肉スグルの人気は他の超人に比べるとやや控えめで、アラフィフ世代をとりこにした「キン消し」と同じ現象が起きているような…。
さまざまな作品の香水を取り扱う同店の店員は「どの作品でも、メインキャラよりもサブキャラの香水が人気のイメージがあります」と話す。キン肉マン香水は、男性よりも女性の購入者が多いといい「男性キャラの香水は、主に女性が買っていかれる。いくつものキャラを、まとめてお求めになるお客様もいらっしゃいます」と意外な客層を明かした。
8超人以外の商品化を求めるアツいお客様もいたようだが、20代の女性店員は「店で取り扱うようになって、初めてアニメのキン肉マン第1話を見たところ。聞いたキャラクターの名前を忘れてしまいました」と初心者には難問だったよう。個人的にはカレクックやベンキマンの香りをかいでみたいですが。仕事で火事場のクソ力を出したい時、キン肉マン香水をつけてみますか…。