ミスキャンパスが様変わり!?大学生YouTuber、ティックトッカーが続々出場「知名度広げたい」

杉田 康人 杉田 康人
準ミス関大の岩瀬栞采さん、ミス関大の北田理沙さん、ミスター関大の松村竜明さん、準ミスター関大の大西悠雅さん(左から)
準ミス関大の岩瀬栞采さん、ミス関大の北田理沙さん、ミスター関大の松村竜明さん、準ミスター関大の大西悠雅さん(左から)

関関同立と称される関西の私立大学4大学(関学大、関西大、立命大、同大)で2021年11、12月に相次いでミスキャンパスコンテストが開催された。12月5日に大阪市内で開催された関西大学のミスキャンパスコンテスト「ミスター&ミスキャンパス関大2021」の舞台裏に潜入。かつてはアナウンサーの登竜門と呼ばれたミスキャンパスに、大学生YouTuberやティックトッカーが続々出場していた。

4大学で唯一、ミスとともに「ミスター」を選ぶコンテストを行っているミスター&ミスキャンパス関大。男女6人ずつのファイナリストに、当日までに約11万票のWEB投票が集まる過熱ぶりだった。第10代のミスター関大に選ばれたのはグループYouTuber・メラビアンズのメンバーで政策創造学部3年生の松村竜明さん(21)だった。

メラビアンズは、2020年冬のチャンネル開設後半年で登録者数が1万人を突破。現在では2万人をうかがう。家庭環境に恵まれなかったという松村さんは、YouTubeに出会ったことで人生が変わったと熱弁。チャンネルを大きくしたいと思ったことが、ミスターキャンパス挑戦のきっかけだったと明かした。

グランプリを決めるステージは、YouTubeやスマホのコミュニティーアプリ・ミクチャでライブ配信された。松村さんは、自己PRの場で「メラビアンズは必ず大きくなるグループ。僕の夢は、いま打ち込んでいるYouTubeを職にすること」と涙ながらに訴えた。ミスターの座を射止めた後も「もっともっと知名度を広げていくので、メラビアンズでチャンネル登録をお願いします!」とアピール。一人でも多くのファンを増やそうと必死だった。

ミスター候補者のひとり・社会学部4年生の内野真之介さん(22)は「ぼっち大学生のすけ」の名で、約1万人のチャンネル登録者がいるYouTuberだ。「でしかできない表現だったり編集を使って、今までにない候補者として盛り上げたい。登録者100万人で食べていくまでずっと挑戦し続ける」と高い目標を掲げる。休学しながら有名YouTuberのスタッフとしても修業中だ。

ミスに出場した総合情報学部4年生の天野こころさん(22)は、TikTokに投稿した動画の再生回数が100万回を超えることも。自身のファッションブランドを立ち上げることが夢。「インフルエンサーになりたいと思って出場した。いろんな人に見てもらう機会なので、自分磨きのためにいろいろ研究してきたことを発信していきたい」と視線を前に向ける。

主催団体・吹田クリエーティブムーブメンツ代表でシステム理工学部3年生の蔵本大祐さん(22)によると、例年に比べ注目度が上がったといい「これから売り出して行きたい人に、フルに使ってもらいたい。ビッグになる前に出場したとなると、関大のミスキャンパスの知名度も上がっていく」と、大学生YouTuberとの相乗効果を感じていた。

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