1982年に発見された遺体の身元がソウルグループ、オージェイズのフランキーことフランク・リトル・Jrであったことが判明した。1960年代半ばにギタリスト兼ソングライターとして同グループに加入。「ドゥ・ザ・ジャーク」「プリティ・ワーズ」といったヒット曲に携わったことで知られる。14日に米オハイオ州のツインズバーグ警察署が、1982年に同市の工場の裏のゴミ袋から見つかった遺体の身元がフランクのものと発表した。
非営利団体「DNA Dо Project」による家系調査で、遺体の親族らの名前が判明し、2カ月前に彼らによってフランクが特定されたそうで「オハイオ犯罪捜査局の研究施設によって親類らが提供したDNAサンプルの分析がされました。そしてその身元がサミット郡検視局のリサ・コーラー医師によって特定されたのです」と地元警察は声明を発表している。
フランクの死は殺人によるものと断定された一方で行方不明や死に繋がる詳細は分かっていない状況だ。ちなみに当時の法医による調査では1982年に見つかったその遺体は、死から2年から4年が経過していると発表されていた。
地元警察のエリック・ヘンデルショット刑事は「家族の方々に何らかの解答を示すことができて何よりですし、彼らの心の整理につながればと思います。彼には人生がありました。それがここツインズバーグで終わったのです。誰かに命を奪われるかたちで」と話した。
一方同グループは今回の件についてCNNに「フランキーは最初期のオージェイズのギタリストでソングライターでした。彼は私たちと共にクリーブランドから外に飛び出し、ロサンゼルスへと旅立ちましたが、恋仲だった地元の女性と離れる事が耐えられず少ししてまたクリーブランドへと戻ったのです。それが1960年代半ばのことで、それ以降彼から音沙汰はありませんでした。悲劇的な終わりのように見えますが、彼の家族や友人にとってこの悲しい物語の終幕となることを祈ります」との声明を発表した。