「この世界の片隅に」こうの史代 最新作テーマは百人一首「色とりどりの飴玉の詰まった缶のよう」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
こうの史代「百一 hyakuichi」より
こうの史代「百一 hyakuichi」より

 「この世界の片隅に」「夕凪の街 桜の国」で知られる漫画家こうの史代の新作「百一 hyakuichi」が17日、発売される。「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)で連載していたオールカラー1コマ漫画をまとめた。

 同書のあとがき、こうのは「『百人一首』は、色とりどりの飴玉の詰まった缶のようでした。ひとつひとつが瑞々しい世界を秘めて、つやつや輝いているのでした」と、記している。

 見開き一首の構成で、一枚絵(漫画)と文字要素(上の句・下の句・現代語訳)で全首を掲載した異色の「百人一首」本。百人一首を覚えるための上の句5字、下の句7字の12文字からなる「百一」をテーマに、主人公フクコさんたちの毎日がオールカラー1コマ漫画で描かれる。

 クラブで働き、元お好み屋さんで暮らす主人公は、片渕須直監督、スタジオMAPPA、コトリンゴ、尾身美詞ら映画『この世界の片隅に』の制作陣が再集結し、「オタフクソース」企業HP内でアニメ化されている。

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