漫画家・古谷三敏さん死去 連載中「BARレモン・ハート」の今後「現段階では未定」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
「BARレモン・ハート」36巻の書影 (c)古谷三敏・ファミリー企画/双葉社
「BARレモン・ハート」36巻の書影 (c)古谷三敏・ファミリー企画/双葉社

 漫画家・古谷三敏氏が8日にがんのため85歳で死去していたことを発表した双葉社の「漫画アクション」編集部は13日、1985年から連載が続く「BARレモン・ハート」の今後について「現段階では未定です。ハッキリとした方針は決まっていません」と説明した。

 死去は急な知らせで驚いたという。「ファンの多い弊誌の大黒柱のような作品でしたので、ショックは大きいです」と語った。毎月第1、第2火曜日に発売される同誌では近年、同作品は各号での連載が続いていた。11月2日に発売された号での掲載が最後になっていた。最新話の進ちょく状況や、次回話の掲載等に関しても未定という。作品の継続、終了等は古谷氏の遺族、古谷氏が立ち上げたファミリー企画、編集部で検討していく。

 古谷氏は1955年に「みかんの花咲く丘」でデビュー。手塚治虫のアシスタントを経て、赤塚不二夫のアシスタント時代には「おそ松くん」「天才バカボン」などの赤塚作品に関わった。1970年から「週刊少年サンデー」で連載した「ダメおやじ」がヒットした。「BARレモン・ハート」は酒場を舞台に酒と人間模様が描かれ、度々テレビドラマ化されている。

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