イケおじ俳優、『ドラキュラ』の役作りのため「毎晩」棺桶の中で眠っていた

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ゲイリー・オールドマン
ゲイリー・オールドマン

 名優ゲイリー・オールドマン(63)は、『ドラキュラ』の撮影時、役作りのため「毎晩」棺桶の中で眠っていたそうだ。ゲイリーは、1992年公開のフランシス・フォード・コッポラ(82)監督作品『ドラキュラ』でタイトルロールを演じたが、共演のケイリー・エルウィズ(59)が、ゲイリーの吸血鬼役に向けた準備方法を明かしたもの。

 ザ・ハリウッド・リポーターのインタビューで、ケイリーは「ゲイリーは毎晩ひつぎの中で寝ていた。それほど役作りに真剣だったんだ」「彼は僕ら全員から隔離されていたよ。自ら望んでね」と語った。

 コッポラ監督はキャスト陣をナパ・バレーの自宅に泊まらせていたそうだが、ゲイリーは一人で暮らしたという。

 同監督の映画製作の方法について、アーサー・ホルムウッド卿を演じたケイリーは「監督は、出演者が一緒にいる時間が長くなればなるほど、スクリーン上に反映されると信じているんだ。かわいそうなゲイリーは、一人で暮らさなければならなかった。僕らはリハーサル中に初めて彼とセットで会ったけど、その後二度と会うことはなかったね」と話している。

 一方、ゲイリーは最近、仕事をする時は「変装する」のが好きだと明かしている。メイクアップや特殊メイクで自分の不安な気持ちを「隠す」ことができ、その方がはるかに「快適」だと感じているそうだ。そのため『Mank/マンク』で、姿を変えずに脚本家のハーマン・マンキウィッツを演じた時、最初は無防備に感じたものの、最終的には「解放的」だと気が付いたという。「僕が変装を好むのは、自分自身の不安感からさ。隠れることができると、気持ちが楽になるんだ。どうしてかな。自分には価値がないと感じてるからだと思うよ」「3月で断酒24年になるけど、飲みたくなった時のことは全部覚えている。だから、デヴィッド・フィンチャー監督が『これまでにないほど裸になって欲しい。君と観客の間にベールは欲しくないんだ 』と言った時、不安になった。監督は 『私を信じて』 と言って、僕は『OK』と答えたんだ。そして本当にそれは最高の指示だったよ。奇妙なことに数日後にはむしろ解放感を得られたからね」

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