10月31日に投開票が行われた衆議院議員選挙について、自身の公式ツイッターで「2~3千万円の裏金要求をされました」などと〝告発〟した自民党の泉田裕彦衆院議員が、12月1日に都内で会見を行うことが30日、分かった。また、事務所関係者は同日、裏金要求を行ったのは自民党関係者だと明かした。
泉田氏は29日、自身のツイッターを【総選挙の闇:新潟5区】と題して更新。「今回の衆議院総選挙で、2~3千万円の裏金要求をされました。『払わなければ選挙に落ちるぞ』という文脈でした。広島で事件があったばかりでよくやると思いましたが、違法行為はお断りしました」と説明した上で「そうしたら、選挙は大変でした。。。」と、驚きの内容をつづった。
その約4時間半後、泉田氏は再びツイッターを更新。自民党新潟県連の高鳥修一会長に対応を求めたことを明かした上で、「相談するので証拠はあるのか聞かれ、YESと回答しました。しかし、返事は、『県連としては一切関わらないという結論になりました。』とのことでした。???」と、県連の対応に疑問を呈した。
泉田氏の事務所関係者はこの日、よろず~ニュースの取材に対応。泉田氏に裏金要求を持ちかけたのは、自民党関係者であるとした。また、泉田氏の一連の投稿を受け、「泉田裕彦政治経済防災研究会」のアカウントは、裏金問題の詳細を記述。発端は4年前だとし、「今回裏金を要求した人の秘書から、脅かされました。Kという人物を採用しないと、明日から対立候補を立てて活動していくと。そして、あんたのところは2年半後の選挙で落選するよと」などと記した。泉田氏の事務所関係者によると、このアカウントは泉田氏の秘書が運営しており、当該の投稿も秘書が行ったものだという。
泉田氏は衆院選に新潟5区から出馬し、前新潟県知事の米山隆一氏、前長岡市長の森民夫氏と選挙戦を展開。選挙区では米山氏が当選し、泉田氏は比例で復活当選していた。