フレディ・マーキュリー 徐々に生きるのを諦めていた?死の直前は薬飲まず 介護者が明かす

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 フレディ・マーキュリー
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 世界的歌手の故フレディ・マーキュリーは、死の2週間ほど前から薬を飲むのをやめていたことがわかった。1991年11月、HIV感染合併症のため45歳でこの世を去ったフレディだが、最後は徐々に生きることをあきらめていたことが当時のパーソナルアシスタント、ピーター・フリーストーンによって明かされた。

 友人であるジョー・ファネリと共に介護にあたっていたフリーストーンは、新作ドキュメンタリー『フレディ・マーキュリー:ザ・ファイナル・アクト』の中でこう話す。「唯一飲んでいたのは痛み止めでした。彼は徐々にあきらめていたんです」

 そして、死の当日の様子について「午前5時半くらいにジョーから電話があったんですが、フレディが意識不明になっていました。それで僕らはフレディをなるべく快適にしてあげようとしました。フレディに少し動きはあったんですが、Tシャツを変えてあげようとしたら、胸が動いていないことに気づいたんです」と話している。

 また、クイーンの仲間であるブライアン・メイの妻アニタ・ドブソンも、他界する半年ほど前からフレディはこの世を去る心の準備ができていたようだったと語る。「『歌えなくなったらぽっくり逝くよ』と言っていたのを覚えています」

 しかし、フレディはエイズと診断される前、手のシミのようなものを心配していたにも関わらず、生体検査の結果の電話を取るのを拒んでいたそうで、フリーストーンはおそらくHIVの症状であるカポジ肉腫だと気づいていたからだろうと話している。

 1987年にHIV感染症と診断されたフレディだが、できるだけ音楽制作を続けるとして、病気を公表することを拒んでいた。

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