世界最大のかりんとうがギネス世界記録認定 「無謀な挑戦」を打ち破った”大作”完成

松田 和城 松田 和城
ギネス世界記録に認定され、笑顔を浮かべる東京カリント代表取締役社長の西村光示氏(左)と公式認定員の桐村和由氏
ギネス世界記録に認定され、笑顔を浮かべる東京カリント代表取締役社長の西村光示氏(左)と公式認定員の桐村和由氏

 ギネス世界記録に挑戦した「世界最大のかりんとう」の認定式が10日、都内で行われた。

 認定されたのは、全長1052ミリ、重さ6・38キロという〝超大作〟。この日は認定記録とほぼ同サイズのレプリカ版が披露された。制作プロデューサーの西村圭史氏は、最初は400ミリが限界だったと明かし、「無謀な挑戦だとバッシングも受けました」と振り返った。

 制作期間は1年にわたり、何度も改良を重ねた。特に「食べられるように中まで火を通すこと」「折れないようにすること」の2点に苦労したという。「少しでも手元がぶれると、折れたり壊れたりしました。どの工程をとっても気が抜けなかった」と話した。

 当初はこの挑戦に難色を示していた一部の職人も含め、徐々に一丸となり、多くのアイデアが集結。通常サイズの長さ約20倍、重さ約1500倍の超大作が完成した。西村氏は「今までで最高の出来になっています」と充実した表情を見せた。

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