2019年に死去した俳優・梅宮辰夫さんを起用した街頭のビル看板の、梅宮さんの顔部分だけが黒く塗りつぶされていたことを、長女でタレントの梅宮アンナが18日に自身のインスタグラムで明かし、物議を醸している。
この看板は、東京に本社を持つ「本郷美術骨董館」のもので、梅宮さんは生前、名誉館長を務めていた。アンナによると、看板の契約は2020年で終了しているが、東京・世田谷区内のビル看板はまだ残ったまま。そしてアンナがアップした写真は、梅宮さんの顔だけが黒く塗りつぶされており、「余りにも残酷で、余りにも酷い行為に。。。涙が出て」と怒りを露わにした。
またアンナは、梅宮さんが生前所属していた事務所から「チラシや、WEB、看板いまだに、父を使っていると。。」と連絡があったことも公表。「この先、まだ、使用したいのであれば、キチンと契約するか、写真を取り下げるか。と。。弁護士さんを通し先方にお伝えして、、そもそも、契約が切れているにもかかわらず、無許可で父を使っていました。これは、問題です」と非難した。
よろず~ニュース記者は昨年8月、本郷美術骨董館の福岡支店の看板を発見した際、梅宮さんの死後でも看板が残されていることに違和感を覚え、撮影した。鋭い眼光で腕組みをした梅宮さんの姿は、同社がWeb広告などで使用していた写真と同一のものだった。
本郷美術骨董館はよろず~ニュースの取材に対し「詳細が分かる者が今は不在のため、お答えできません」と回答。公式サイトでは「弊社屋外看板について」と題した声明文を掲載し、「この度は弊社の屋外看板の件で多数の方々に不快な思いをお掛けし、誠に申し訳なく思っております。梅宮アンナ様には、何故、急遽、あの様な対応になってしまったのか、謝罪と共に経緯をメールにてお伝えいたしました」と説明したが、アンナは20日にフジテレビ系情報番組「バイキングMORE」で「メールは来ていない」と反論した。