76歳の大物ミュージシャンがコロナ対策批判で訴えられる 大臣を「危険人物」と吹聴

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写真はイメージです(Sasa Kadrijevic/stock.adobe.com)
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 英国のミュージシャン、ヴァン・モリソン(76)が、新型コロナウイルスに関するコメントで北アイルランドの保健大臣から訴訟を起こされている。同国でのコロナ対策について公に批判していたモリソンだが、ロビン・スワン保健大臣の政策は「非常に危険」と警告していたところ訴訟沙汰になったという。

 サンデー・ライフ紙によると、スワン保健大臣は、ハリソン・フォードやジャスティン・ビーバー、ジェニファー・ロペスらの名誉棄損罪を担当したことでも知られるポール・ツイード弁護士に依頼し、モリソンと法廷で争う準備をしているという。ちなみに6月に申請されたというこの訴訟では、来年には審問が開始される予定だ。

 モリソンはスワン保健大臣について、「詐欺」であり、繰り返し「危険な人物」と吹聴していた。ベルファスト公演を含め自身のライブ4本が同国のコロナ対策によりキャンセルの憂き目に遭い、反ロックダウンの曲をリリースしたことでも知られるモリソン、今年9月には北アイルランドが依然制限下にある中、ロンドンでライブを開催、こう話していた。

 「私にとっては何故だか全く意味不明なんだけど、北アイルランドではまだ制限がかかっていて、多くのアーティスト、ライブ会場、経済全体において壊滅的な結果を生み出している。私達は未来を見据えるにあたり、アートとライブミュージック業界の前進を支える計画と戦略が、結果的に社会全体を支える助けとなることを理解しないといけない。そのような考慮が忘れられているように見せるのは心配だ」

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