なぜ教習車に UFOに吸い込まれる牛のイラストが話題 自動車学校に聞いた

UFOに吸い寄せられる牛が描かれた教習車両
UFOに吸い寄せられる牛が描かれた教習車両

 UFOに吸い寄せられる牛が描かれた、ユニークな教習車の写真がツイッターで拡散され、イラストと教習車の関連性について「なぜ」と話題になった。車両を所有する宮交自動車学校(宮城県仙台市)の担当者は、SF映画「未知との遭遇」からインスピレーションを受けたと明かした。

 注目を集めたのは、白い普通自動車のフロントドア部分に描かれた、UFOと牛のイラスト。UFOから光線が放たれ、上下逆転した牛が機体に吸い寄せられている。

 同校の担当者は「送迎バスを運転中にラジオから流れてきた映画音楽特集の『未知との遭遇』を聴いてひらめきました」と説明。自動車学校であるだけに「『”未知”との遭遇』と『”道”との遭遇』を関連させているのでは」とツイッター上で推測されていたことに対しては「教習車とUFOや牛との関係は全くありません」と告白した。

 同校によると、このUFOと牛の絵柄は、折り込みチラシやポスター用にデザインされたイラストの一部で、10台あるイラスト付き教習車のうち1台のみに採用されているという。同じ絵柄は、SF映画「第9地区」をモチーフにしたポスターにも登場している。

 最近では20年度のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」をイメージしたイラストも制作。猫のキャラクターが神社に参拝している教習車両もあり「かわいくていい出来だと思っています」と自信を見せた。

 担当者は「教習中に信号待ちで止まると子どもがイラストを見て喜ぶみたいです」と好評を喜び、「今後は残りの教習車もすべて別々のイラストで作成しますので楽しみにしていただけるとうれしいです」と意気込んでいた。

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