10月31日に行われた衆院総選挙の投開票から一夜、テレビ朝日系「羽鳥慎一 モーニングショー」では、与党に絶対的安定多数を許した野党に厳しい声が上がった。
番組では、立憲民主党の枝野幸男代表の「かなりの選挙区で接戦に持ち込めたのは間違いない。他党の協力で一騎打ちに近い構図をつくれた。政権の選択肢を示す役割を果たしたのではないか」、れいわ新選組の山本太郎代表の「東京8区で私が引き、共産党の候補も降りて野党統一候補になった。勝つのは無理だと思われていたような地域を撃破した」といった言葉を紹介した。
俳優の石原良純は「これを見た人は、野党の党首はまだこんなこと言ってるの?と思うと思う。『政権選択の役割を果たした』って、果たしてないって。今の段階では美化しないといけないから、こんなこと言っているのかもしれないけど、立憲民主だって議席を減らしたんですよ。この期に及んで美化する言葉を言っているから信用されない」「こんなこと言っているから相手にされない」と断罪した。
元テレビ朝日で政治ジャーナリストの細川隆三氏も「どこが果たしたのか、僕にはさっぱり分からない。まじめに受け止めた方がいい。反省した方がいい。次につながらない」「単なる数合わせはダメ」とぶった切った。
立憲民主党は、改選前110議席から96議席に大幅減。小沢一郎氏、辻元清美氏ら党の顔となる面々も敗れた。