石原元幹事長、平井デジタル相ら自民大物が敗北確実 舛添氏「今回の衆院選を象徴、野党協力の成果」

よろず~ニュース編集部 よろず~ニュース編集部
舛添要一氏
舛添要一氏

 元東京都知事で国際政治学者の舛添要一氏が31日夜、衆議院議員総選挙の開票速報を受けて自身の公式ツイッターを更新。東京8区で自民党の石原伸晃元幹事長が、香川1区では8選を目指した自民党の平井卓也デジタル改革相が、いずれも立憲民主党の候補に敗れたことに注目し、「野党協力の成果」と評した。

 舛添氏は「小選挙区で、東京8区で石原伸晃は吉田晴美に、香川1区で平井卓也は小川淳也に敗退、自民で派閥の長や大臣経験者が負けたことは、今回の衆院選を象徴している。勝ったほうは、野党協力の成果だ」と指摘した。

 東京8区は、れいわ新選組の山本太郎代表が公示日直前に立候補を表明後、撤回して収拾を図り、共産候補も出馬を見送って野党側の候補が立憲民主党の新人吉田晴美氏に一本化された。全国的に注目される中、石原氏は自転車で選挙区内を回る「どぶ板」選挙戦を展開したが、自民党への逆風もあって届かなかった。

 香川1区は、6選を狙う立憲民主党の前議員・小川淳也氏が平井氏を破った。小川氏は20年に公開されたドキュメンタリー映画「なぜ君は総理大臣になれないのか」(大島新監督)で、その政治姿勢が取り上げられて話題になった。平井氏はNTTから接待を受けたことが報じられて問題視される中、今年9月に「大臣規範に抵触する行為ではなかった」と主張していたが、〝疑惑〟を払拭することはできなかった。

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