J・バルヴィンが「ペラ」のMVに関する謝罪を発表した。手綱を付けられた2人の黒人女性をまるで犬の如く携え歩くバルヴィンのシーンに批判が殺到している同MVについて、本人がインスタグラムに釈明の投稿をしている。
ドミニカ共和国出身のラッパー、トキーシャとコラボした同曲のMVについて、バルヴィンは「あれは本当の僕じゃない。寛大さ、愛、包括を僕は大切にしている。新人アーティストを応援するのも好きだし、今回はトキーシャ、自分の周りの人々、コミュニティを支え、女性たちに力を与える女性だ」と釈明。から同MVを削除したそうで、「尊重の意味を込めて、8日前にあのビデオを消した。けど批判が続いているから、ここで声明を発表するよ。ママへ。本当にごめん。人生は日々いい方向に向かっている。僕の話を聞いてくれてありがとう」と続けた。
一方、同MVを監督したライミ・パウラスは問題のシーンについて、ローリング・ストーン誌に「アートに関して満場一致の意見など決してないことは分かっています。しかし、アートは美とポジティブさのみを伝える手段ではありません。それは社会の欠点、タブー、そして現在のマーケットを席巻するポップな見方とは相容れない真実を写し出すものでもあります」と話している。
またトキーシャは「人々の解釈は理解できるし、傷ついたと感じる人がいたなら本当にごめんなさい。でもアートは表現。それは世界を作り出すもの」と反応している。