歯列矯正はファッションの一部「『嫌だ』とならないで」かぼちゃ型ハロウィーン仕様も

 装置が目立つ見た目などからネガティブな印象を持つ人もいる歯列矯正。東京・渋谷区の歯科医院「K Braces矯正歯科 原宿駅前」では「kawaii矯正(R)」と銘打ち、カラフルな材料を用いてファッションの一部として楽しむ矯正治療を提案している。

【画像8枚】ピンク、赤、紫…ハート型モジュールだけでも豊富なカラバリ

 kawaii矯正(R)は、治療に必要な装置の色や形を患者自身で選べることが特徴。ブラケットと呼ばれる、歯の表面に装着するパーツや、ブラケットの周囲につけるゴム(モジュール)、歯をつなぐ針金の色やデザインを好みに合わせて選択する。治療期間中は約1カ月ごとに装置の調整をする必要があるため、患者は毎月異なるモジュールの色使いを楽しむことができる。

 同クリニックはアメリカから取り寄せた約80色以上のカラーやモチーフのモジュールをそろえる。ハロウィーンの時期にはかぼちゃ型や紫色のパーツを組み合わせるなど、季節のイベントに合わせたデザインもSNS等で発信している。

 同院長の小林聡美氏(35)は歯列矯正を「恥ずかしい」とためらう人や、矯正の必要性を理解していない人も多くいると話し、「そういう人たちが、嚙み合わせのためや健康のために矯正をやらないといけないと考えた時に『矯正って嫌だな』とならないでほしいと思う。これ(カラフルな矯正装置)を着けるためにやりたいと思ってくれるといいなと思っています」と願った。

 現在は女性患者が多いが、「ゴールドのブラケットを着けたい」などと男性からの問い合わせもあるという。小林院長は「男性の方だったら、ゴールドのブラケットに黒っぽいモジュールをかけて楽しむことができる」と例を挙げ、今後は男性のkawaii矯正(R)にも注力したいと語った。

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