人気悪役俳優 友人俳優と飲み過ぎて大作出演逃す 友人は同シリーズの主演射止める

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マーク・ストロング
マーク・ストロング

 俳優のマーク・ストロング(58)は、ダニエル・クレイグと飲みに行ったおかげで、ジェームズ・ボンド映画の悪役を演じる機会を逃してしまったそうだ。「キングスマン」シリーズなどで知られるマークは、ピアース・ブロスナンがボンドを演じた映画の悪役のオーディションを受けたものの前夜に飲んでいた影響で失敗してしまったという。

 1990年代のドラマ『アワ・フレンズ・イン・ザ・ノース』でダニエルと共演したマークは、レディオ・タイムズ誌にこう話している。「どれか忘れたけどピアース・ブロスナンの映画の悪役の候補だったんだ。セリフも覚えたよ」「そしてそれについて、かなり自信過剰になっていたんだ。オーディションを始めた頃は、セリフは覚えず、ただ監督と一緒にそれを読むだけだったからね」「でも前夜に、ダニエルと飲みに行った。彼がボンドになるずっと前だ。そして不運なことに、僕は飲み過ぎたんだよ」

 そしてオーディションでセリフが思い出せなかったという。「ただ(セリフが)戻ってくるだろうと思って、次の日オーディションに行った」「でも部屋に入った時、頭が真っ白になった。セリフが思い出せなかったんだよ。熱くなればなるほど、もっと汗をかき、状態はどんどん悪くなっていった」「役を手に入れることはできなかった。耐え難いものだったね」

 ダニエルと飲みに行ったことで、ボンド映画への出演は逃してしまったマークだが、『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』を最後にシリーズを降板するダニエルを、名声とプレッシャーに上手く対応しているとして「それに向けた精神的能力が必要だ。『ラブ・アイランド』などのリアリティ番組の問題を僕達は目にしているからね」「有名になりたいと思って、これらの番組に出る。そして注目を浴びる。でも残酷な世界の目は本当に有害だ」「名声は思っているような喜びに溢れたものではないからね」と称賛してもいた。

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