ミュージシャンのデイヴ・グロール(52)は、銃で撃たれたグレイホークのダリン・ウォールに、ステージで使用している「王座」を使わせる“計らい”を見せた。フー・ファイターズのフロントマン、デイヴは、2015年のスウェーデンでの公演中にステージから12フィート(約3.6m)落下。その後「ゲーム・オブ・スローンズ」風の椅子に座ってパフォーマンスを行ったことで有名だが、今月初め、アイダホ州ボイシのライブ会場「ザ・シュレッダー」の場外で銃撃犯イーサン・バードに撃たれたダリンに、フーのロゴが入った特注の椅子を親切に貸してあげたという。
週末のステージ復帰後にダリンは、その椅子に座った自分の写真をインスタグラムに投稿、「デイヴ・グロールの寛大さに感謝します!」と綴っていた。
ダリンによると、イーサンと乱闘になり「太ももの上部」を撃たれたそうだが、事件後すぐにその銃撃犯は逮捕されたという。そして、事件後のインタビューで、命に関わるような怪我をしなかったのは「幸運」だったとし「明日は保証されていない。だからお互いに仲良くやっていこう」と話した。
そんなデイヴの王座を借りたのはダーリンが初めてではなく、ガンズ・アンド・ローゼズのアクセル・ローズは、左足の第5中足骨を骨折したことから、16年の「ノット・イン・ディス・ライフタイム」ツアーにその椅子を持って行ったという。