ソフトバンクは30日、日本プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE(Bリーグ)」の開幕戦「琉球ゴールデンキングスVSアルバルク東京」が行われた沖縄県の沖縄アリーナで、Bリーグでは初となる「顔認証ソリューション」を活用した新たなスポーツ観戦体験の実証実験を行った。
これは、顔情報登録アプリ「Face&Go」をスマートフォンにダウンロードし事前に顔情報を登録するだけで、観戦への交通利用、入場、さらに場内の飲食、グッズ購入といったアクティビティーなどがすべて可能となるもの。スポーツイベントを一気通貫で楽しめるシステムだ。
これによりチケットレス、キャッシュレスを実現し、入場時等の待ち時間を削減。非接触により感染症リスクも低減され、まさにコロナ禍におる新時代のスポーツ観戦方法だ。運営上の業務効率化も実現する。
この日は来場者のうち約1500人がこの顔認証サービスを体験した。県内各地と会場を結ぶ無料送迎バスの乗車時、会場入場時、さらに場内では顔認証登録者限定サービスとしてウエルカムギフトやドリンクと軽食の無料サービス。また、会場内の随所で事前登録したお気に入りの選手から1to1のメッセージが動画表示されるなど、自分の顔だけですべてがスムーズに運ぶ「顔認証」が実行されるたびに、驚き交じりの感嘆の声が上がっていた。
今回の実証実験にソフトバンクのスポーツ企画部・関戸淳文部長は「今後はBリーグだけでなく、プロ野球や幅広いスポーツイベントなどへの展開を考えています。お客さまにはアクセスから入場、館内サービスをスピーディーにお楽しみいただきたい」と語った。