16歳のプロゲーマー・Allen 海外プレイヤーに学んだハングリー精神

松田 和城 松田 和城

 21日にオンラインで開催された人気バトルロイヤルゲーム・FORTNITE(フォートナイト)大会「AIS」で優勝を果たしたのは、16歳のプロゲーマー・Allen。国内外問わず活躍の場を広げる同選手は、よろず~ニュースの取材に応じ、若くして確立した自身の“選手像”を語った。

 Allenは海外志向が強く、最近は、ゲームの練習も、ロシア人プレイヤーと行うことが多いという。その理由は海外におけるレベルの高さと“ハングリー精神”だ。「日本って世界と比べたら結構なお金持ちじゃないですか。僕のロシア人の知り合いとかは、フォートナイトで数万円でも“生きていくために”お金を稼いでいて、ゲームに懸ける意識が全然違うんです。こういった環境のプレイヤーと練習した方が、自分も成長できると思うんです」と明かした。コミュニケーションを取るために英語を習得し、現在はロシア語も勉強中と高い向上心が垣間見れる。

 フォートナイトは14歳から始め、約2年が経過。様々な大規模大会で優勝を果たすなどの活躍を見せてきた。今大会の決勝戦では8本先取形式の中、いきなり3試合連続で敗北。しかし、動揺は全く無かった。「普段から心がけているのは、どんな状況・大会でも常に冷静に分析して解決策を見つけることなんですね。最初の方は負けても、『どんな戦い方してくるのかな』くらいの感覚だったので。後半はそれがちゃんと分かってきて対応できましたね」と胸を張った。

 同大会では、選手の知名度アップも一つの目標としてかかげられた。Allenはツイッターのフォロワー数が2万人、自身のユーチューブチャンネル登録者数も1万3千人を越えており多くのファンを抱える。「いつも本当に感謝してて、DMとかもほぼ全部返すようにしてるんです。皆さんの応援をモチベーションに変えて練習していますね。」とうれしそうに話した。

 選手として、プレーや動画投稿を通じ、“常に喜ばれる存在”になりたいと意気込みを見せるAllen。「一番の目標は、EUのFNCS(世界最高峰のフォートナイト大会)で優勝することです。賞金も3000万円もらえるので。頑張ります!」と決意を口にした。

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