張本勲氏「反省しています」　女子ボクシング発言「サンモニ」で謝罪

　野球評論家・張本勲氏（８１）が１５日、ＴＢＳ系情報番組「サンデーモーニング」で、女子ボクシングをめぐる発言について「言い方を間違えて反省しています」と謝罪した。番組の謝罪文はアシスタントの唐橋ユミ（４６）が読み上げた。

　スポーツコーナーの前に司会の関口宏が番組からおわびがあると告知。唐橋が「先週のスポーツコーナーで張本勲さんのコメントの中に女性、およびボクシング競技を蔑視したと受け取られかねない部分があり、日本ボクシング連盟より抗議文が寄せられました。不快に思われた関係者の皆さま、そして視聴者の皆さま、大変申し訳ございませんでした」と謝罪文を読み、頭を下げた。

　関口は「私も会話の途中でも間違いを正せばよかったかと反省させられました。張さん？」と張本氏に話を向けた。リモート出演の張本氏は「今回は言い方を間違えて反省しています。以後気をつけます」と大きな声ではっきりと、神妙な表情で謝罪した。関口は「いろんな方にご迷惑をかけた。まずはボクシング連盟、視聴者の方々におわびをしなければなりません。これからは気をつけてまいります」と深く頭を下げた。

　張本氏は８日放送の同番組で、東京五輪ボクシング女子フェザー級で金メダルを獲得した入江聖奈（２０＝日体大）の報道に対し「嫁入り前のお嬢ちゃんが顔を殴り合ってね。こんな競技好きな人がいるんだ」などと発言。日本ボクシング連盟が抗議し、同局が謝罪文を提出するなど物議を醸していた。