河村市長、パライベントも欠席 「出てゃ~わ」と最後まで粘るも自粛説得され

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首に掛けられた後藤希友(右)の金メダルをかじる河村たかし名古屋市長=4日、同市役所(提供・共同通信社)
首に掛けられた後藤希友(右)の金メダルをかじる河村たかし名古屋市長=4日、同市役所(提供・共同通信社)

 名古屋市の河村たかし市長(72)が12日午後、名古屋市役所で会見。東京五輪ソフトボール日本代表・後藤希友投手(20)=トヨタ自動車=の金メダルを噛むなどした一連の問題について「ゴールドメダリストへのリスペクトに欠けとった」「行きすぎた発言がございまして、深く反省しております。大変申し訳ございませんでした」と謝罪した。

 後藤選手のメダルは、新しい金メダルに交換される。市内で15日にある東京パラリンピック聖火行事へ名古屋市の採火式と、県の集火式は欠席することも、この日決まった。

 今回の問題を受け、市側は河村市長の出席を取りやめるよう調整していたが、河村市長は、この日午前中まで「出たい」と粘っていた。会見で、イベントに出席すれば批判を招くという判断はできなかった?と聞かれると、「パラ五輪というのは別格な、大変価値の高い話ですので、そこはぜひ(出たい)…。『出てゃ~(出たい)わねぇ』と言ったんですが、やっぱり自粛すべきだ、と。説得というか、話をされた」と話し、市側から説得され、出席を断念したことを明かした。

 河村市長は4日、後藤選手の表敬訪問での行為が批判を浴び、5日に釈明したものの、炎上は止まず、6日に予定されていた名古屋グランパスエイトとの包括協定の締結式を中止(同社の親会社は後藤選手が所属するトヨタ自動車)したのをはじめ、7日の世界コスプレサミットへの参加も中止するなど、イベントへの出席を“自粛”する事態となっている。

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